2007年09月03日
ある翻訳プロジェクト
BGM:Tei Towa"Last Century Modern"
もともとこの人"Dee-Lite"でやってた人ですよね。その流れで聞いてたりしました。
<<ある翻訳プロジェクト>>
もう「ある」なんて伏せなくても,ほとんどばれてたネタではあると思いますが,bee Mcmillanさんの巡回写真展「下町情話」で使用される,挨拶文,そして20枚の写真それぞれにに付与されたbeeさんのコメントをA.L.A.として翻訳させていただいておりましたが,納期ぎりぎり8月31日夜に無事納品させていただきました。ここで恒例の作業裏話をちょっとだけ。

この仕事の依頼があったとき,正直受けたくはなかったんです(笑)なぜかといえば,一読してかなりお手上げに思えるほど日本独特の文化と情緒を表現した文だったからです。その傾向は特に写真につけられたコメントに強く見られました。地名などの固有名詞,金銀銭亀など日本独特の文化。これらを妥協することなく相手に伝えようとする場合は,究極は「Kingin-Zenigame」というような表記をすることになります。こうしておくと意味のブレは論理的にはありません。しかし,これでは翻訳にはならないのです。結局は「閉じこもっているばかりというわけにはいかず,外に出て戦わなければならない」ので,なるべく元の意味を崩さずに相手に伝えるための戦いが始まります。特にbeeさんは,「外国人の方に日本の下町を伝えたい」という気持ちを非常に強くお持ちになっているために,「ギリギリの戦い」になっていくわけです。
地名などの固有名詞を外国の方に提示することは,「情緒を伝える」という側面からいうとほとんど意味をなしません。それをやってしまうと固有名詞への解説,さらにそこに使用される言葉への解説,さらに・・・と極めようとすればするほど深みにはまってしまい,本来の写真へのコメントという役割が消し飛んでしまいます。そんな中ヒントはbeeさんのこの言葉にありました。
「究極はすてのさんがこの写真を見て感じたことを英語にしてもらってもよいのですよ」
この言葉には実は深い意味があります。beeさんにはこの写真の表現している本質の部分は万国共通のはずだという確信があるのです。そこで,今回私が悩んだあげくとった方法は20のコメントをすべて「短い詩の形式にすること」でした。その際に参考にしたものは「英文俳句の手法」です。英文俳句として成立するには,結構様々なルールがあるのですが,その中でも今回の翻訳のヒントになりそうだった点は
時制はなるべく現在形を用いること>>写真のようにその情景を切り取る
読者に想像の余地を残すこと>>文を作ってはいけない。説明しすぎてはいけない
無駄な言葉は省いていく>>本質を浮かび上がらせるため無駄な言葉は切り捨てる
といったところでした。私も今まで英文俳句は作ったことはありません。まずは「俳句の条件を満たしているかどうかは別にして」とりあえずやってみることにしました。まず机上でその作詩作業を終えてから,実際の写真の前であらためて検証します。その後フランスでリアルの写真家たちとつきあいのあるcharma,そして脅威の英語力ドイツのmasamiさん,Accura学長らの協力の下,納品日の早朝まで言葉を磨く作業が行われました。
これらの詩にはところどころに二つの意味を重ねたり,また読んだときの音の流れ,リズムなどで現時点で最大限の努力はしてあります。きっちり韻を踏ませるところまではいかなかったのが,ちょっと残念ですが・・・そして,コメント以外の部分はA.L.A.Director Kaylaの作品です。かなりの分量があったにもかかわらず,あいかわらずの超スピードで的確な英語に直してくれました。そして,最後ピンチを救ってくれたRheyaありがとう(笑)
beeさんの日本語にどんな翻訳がされたのか,興味のある方は是非一度「下町情話」に足をお運びいただければと思います。また感想をいただけると嬉しいです。
それでは。
もともとこの人"Dee-Lite"でやってた人ですよね。その流れで聞いてたりしました。
<<ある翻訳プロジェクト>>
もう「ある」なんて伏せなくても,ほとんどばれてたネタではあると思いますが,bee Mcmillanさんの巡回写真展「下町情話」で使用される,挨拶文,そして20枚の写真それぞれにに付与されたbeeさんのコメントをA.L.A.として翻訳させていただいておりましたが,納期ぎりぎり8月31日夜に無事納品させていただきました。ここで恒例の作業裏話をちょっとだけ。

この仕事の依頼があったとき,正直受けたくはなかったんです(笑)なぜかといえば,一読してかなりお手上げに思えるほど日本独特の文化と情緒を表現した文だったからです。その傾向は特に写真につけられたコメントに強く見られました。地名などの固有名詞,金銀銭亀など日本独特の文化。これらを妥協することなく相手に伝えようとする場合は,究極は「Kingin-Zenigame」というような表記をすることになります。こうしておくと意味のブレは論理的にはありません。しかし,これでは翻訳にはならないのです。結局は「閉じこもっているばかりというわけにはいかず,外に出て戦わなければならない」ので,なるべく元の意味を崩さずに相手に伝えるための戦いが始まります。特にbeeさんは,「外国人の方に日本の下町を伝えたい」という気持ちを非常に強くお持ちになっているために,「ギリギリの戦い」になっていくわけです。
地名などの固有名詞を外国の方に提示することは,「情緒を伝える」という側面からいうとほとんど意味をなしません。それをやってしまうと固有名詞への解説,さらにそこに使用される言葉への解説,さらに・・・と極めようとすればするほど深みにはまってしまい,本来の写真へのコメントという役割が消し飛んでしまいます。そんな中ヒントはbeeさんのこの言葉にありました。
「究極はすてのさんがこの写真を見て感じたことを英語にしてもらってもよいのですよ」
この言葉には実は深い意味があります。beeさんにはこの写真の表現している本質の部分は万国共通のはずだという確信があるのです。そこで,今回私が悩んだあげくとった方法は20のコメントをすべて「短い詩の形式にすること」でした。その際に参考にしたものは「英文俳句の手法」です。英文俳句として成立するには,結構様々なルールがあるのですが,その中でも今回の翻訳のヒントになりそうだった点は
時制はなるべく現在形を用いること>>写真のようにその情景を切り取る
読者に想像の余地を残すこと>>文を作ってはいけない。説明しすぎてはいけない
無駄な言葉は省いていく>>本質を浮かび上がらせるため無駄な言葉は切り捨てる
といったところでした。私も今まで英文俳句は作ったことはありません。まずは「俳句の条件を満たしているかどうかは別にして」とりあえずやってみることにしました。まず机上でその作詩作業を終えてから,実際の写真の前であらためて検証します。その後フランスでリアルの写真家たちとつきあいのあるcharma,そして脅威の英語力ドイツのmasamiさん,Accura学長らの協力の下,納品日の早朝まで言葉を磨く作業が行われました。
これらの詩にはところどころに二つの意味を重ねたり,また読んだときの音の流れ,リズムなどで現時点で最大限の努力はしてあります。きっちり韻を踏ませるところまではいかなかったのが,ちょっと残念ですが・・・そして,コメント以外の部分はA.L.A.Director Kaylaの作品です。かなりの分量があったにもかかわらず,あいかわらずの超スピードで的確な英語に直してくれました。そして,最後ピンチを救ってくれたRheyaありがとう(笑)
beeさんの日本語にどんな翻訳がされたのか,興味のある方は是非一度「下町情話」に足をお運びいただければと思います。また感想をいただけると嬉しいです。
それでは。
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この記事へのあたたかいおことばです
うわー
そうだったのか
現地にコメントは残してあるんだけど、それは知らなかったの。もう一回行かなきゃ。クラビングネタまた書きますねw
そうだったのか
現地にコメントは残してあるんだけど、それは知らなかったの。もう一回行かなきゃ。クラビングネタまた書きますねw
Posted by Hyla koba at 2007年09月03日 14:23
Hylaさん,まいど!
英語の解説文とnotecardは,もう配布開始されたのかな。Kirinさんが準備してくれてれば,入手できるようになってると思いますよ。
clubbingは笑ったよね。土曜夜のShirotanライブで,clubbingの意味を教えてくれたmasamiさんが,このエントリに書かれてるmasamiさんなんです。Shirotanライブで彼に会ったのはまったくの偶然だったんだけど,ここのところの内輪の流行語「運命」とか「縁」とかかもしれないね(笑)
英語の解説文とnotecardは,もう配布開始されたのかな。Kirinさんが準備してくれてれば,入手できるようになってると思いますよ。
clubbingは笑ったよね。土曜夜のShirotanライブで,clubbingの意味を教えてくれたmasamiさんが,このエントリに書かれてるmasamiさんなんです。Shirotanライブで彼に会ったのはまったくの偶然だったんだけど,ここのところの内輪の流行語「運命」とか「縁」とかかもしれないね(笑)
Posted by のてす at 2007年09月03日 14:43
TeiTowa、DeeeLiteの方にピクっと来たエントリーでしたが、英文俳句の方にも興味が沸きました。随分また大変そうなことされてたんですねぇ。
Posted by miya watanabe
at 2007年09月03日 15:25
at 2007年09月03日 15:25miyaさん,どもども!
ええ!?Dee-Liteに反応されるとは,またすごいところで(笑)今回の翻訳では英文俳句の体裁までは整っていなくて,俳句と詩の中間のような感じになってます。なにがつらいかといえば,「どこが100点なのか」わからないことでした。言葉をいれかえてみても,それが前に進んだのか,後ろにさがったのかわからないところが苦しかったです(笑)
でも,このことでちょっとでもbeeさんと一緒に外国の方々に日本のよい面を伝えるための足がかりになればと思っていますよ。
ええ!?Dee-Liteに反応されるとは,またすごいところで(笑)今回の翻訳では英文俳句の体裁までは整っていなくて,俳句と詩の中間のような感じになってます。なにがつらいかといえば,「どこが100点なのか」わからないことでした。言葉をいれかえてみても,それが前に進んだのか,後ろにさがったのかわからないところが苦しかったです(笑)
でも,このことでちょっとでもbeeさんと一緒に外国の方々に日本のよい面を伝えるための足がかりになればと思っていますよ。
Posted by のてす
at 2007年09月03日 15:39
at 2007年09月03日 15:39なぜそこで(笑)がくるのかよくわかりませんがwww
おたすけウーマンできてよかったです!
おたすけウーマンできてよかったです!
Posted by Rheya
at 2007年09月04日 05:43
at 2007年09月04日 05:43>>Rheya
>>なぜそこで(笑)がくるのかよくわかりませんがwww
もう疲れたんだよ
>>なぜそこで(笑)がくるのかよくわかりませんがwww
もう疲れたんだよ
Posted by のてす
at 2007年09月08日 12:24
at 2007年09月08日 12:24いまよみかえしたらケイラの名前が
recognition ありがと~♪
recognition ありがと~♪
Posted by kayla at 2007年09月14日 20:53

