ソラマメブログ

2007年04月21日

「何してるか教えて」

BGM:Enya"Wild Child"

いつもだったら,ここでお題を掲げてまたいつもの私の稚拙な例文をあげるところなのですが,昨日実は初めてaccuraさんの英会話教室にObserverとして出席させていただきました。皆さんの質問の内容,そしてaccuraさんの解説ともにSL内の英会話教室としてはすばらしいと感じた次第です。本来私は英会話教室の内容とはまったく関連なくブログを書いていくことにしてます。というのも,accuraさんの言ってることと私の言ってることと食い違いが出るのがまずいと思ってるからです。もっとも英語は言葉なので答えはひとつではないです。ましてや「コミュニケーションをとる」という目的を考えるとさらに答えは多様になります。でも,授業という形をとる以上は食い違いが生じると受講者の方たちの混乱を招くというのが心配なのですよね。でも今回は例外として,そして実験的にあえて授業で触れられた部分を補足する形でちょっとだけ書いてみます。

この2つの文に着目します。

Tell me what you are doing
Thats what I want.


どちらの文にも"what"が含まれてますね。ここからちょっと文を分解してみます。なるべく文法用語は使わないようにしていきます。

Tell me what you are doing

(Tell meをとります)
what you are doing

(whatを後に移動します)
you are doing what

(whatをsomethingにとりかえてみます)
you are doing something

(what=somethingと置き換えたので元の文のwhatをsomethingに置き換えてyou are doingをとります)
Tell me something

結果としてこういう二つの文ができます。

you are doing something
Tell me something
「あなたはなにかしてる」
「そのなにかを教えて」


これはちょっと英語としては不自然ですが,もともとのwhatが"you are doing"の擬似的な目的語,そして同時に"Tell me"の目的語になってることが確認できましたでしょうか?とすると

you mean something.
something you mean.
what you mean.
「あなたが意味する”こと”」

you depend on something.
something you depend on.
what you depend on.
「あなたが頼ってる”もの”」

I bought something.
something I bought.
what I bought.
「私が買った”もの”」

(Do you)wanna see what I bought?
「私が買ったもの見たい?」


私はどちらかというと丸暗記推奨派ではあるのですが,こうした文章解析を行うほうが合点がいく方もいらしゃるかなとも思いまして,あえてやってみました。「目的語」という文法用語を使わざるをえなかったのが残念(笑)文法による解析は万能ではありません。それできっちりすべて説明できれば気分がいいのですが,必ず法則で説明できない「例外」が生じます。でも,そういう欠陥があるから文法は役に立たないかというとそんなことはないと私は思ってます。文法を知ってることで,それを応用して様々な文章を生み出すことができますから。その中にはネイティブから見たら不自然な文章もあるでしょう。でも,そのときは修正すればいいのです。私もどちらかというと受験英語をチャット英語で修正してきた人間です。受験英語の文法でいろんな言い回しを新たに生み出してやりくりしながら本来の生きた表現に少しずつとりかえていきました。今回の記事では実験的にこういうことをしてみましたが「なるほど!!」と思われた方,「はぁ?」と思われた方いらっしゃると思います・・・いかがでしたでしょうか。


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Posted by のてす at 06:19│Comments(0)日常英語
 
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