ソラマメブログ

2007年05月13日

すての整形外科

BGM:KeikoLee"We Will Rock You"

今日のエントリはちょっと奥歯にモノがはさまったような内容ですが。一日だけ開院した「すての整形外科」のお話

自分でリアルスキン購入してみていろいろ感じたこと,やってみたこと。たまたま知り合いのシェイプ(女性)の預かって「手直し」を頼まれまして。自分はSL始めてから自分のアバターを一生懸命作って以来,シェイプなんかとんとご無沙汰でした。今回自分でスキンを購入したあとも行った調整は若干顎周りの肉を落としただけ。なんで預かったのか,う~ん,魔が差したというか。

でやったことは,オリジナルの顔周りに若干不満があったので,自分自身のアバターの数値を一部移植しつつ,オリジナルの顔の輪郭などは特徴を残しつつ整形。背の高さ,お尻のライン,手足の太さなど。私がやるとどうしても手足の太さは一般アバターよりも太めになります。なぜかというとあまりに細いと「チョップで折れそうじゃない」とか思えてしまう(笑)2Dの対戦格闘ゲームでも女性キャラの場合は細いところ,太いところをメリハリつけてあります。全体細くするとやっぱりアクションしたときに見栄えがしないんですね。ただ,アバターを使う女性自身は「こんな太いのはイヤ!」となるわけで(笑)ここまでは手持ちのスキン数種類を交代に着せ替えながら見た目を確認しました。

でもって,だいたいよさげと思えてきたら,そのまままずはRaCに急行。デモをとってあわせていきます。で,たいていは「しっくりこない」という結果になりました。けど,たまたま運がよかったのか「これは!」っていう組み合わせにめぐり合いました。2つほどに絞り込んで本人に確認してもらい,シェイプをつけてもらったのですが。髪型なども含め,先方がセットアップしたのを見た瞬間,びっくりしました。自分の想像をはるかに超えてました。

井の中の蛙である自分自身の「思い込み」とかもあるし。とりあえず内輪で信用できる方にその場でSS撮って見てもらって確認。その後,瞳の色を変えてもらって,無事一旦終了しました。

で,調子にのって,続けてもう一人やってみました。今度は先方のシェイプはNoTransだったために預かれず,一からスクラッチ。正直しんどかったです。同じように手持ちスキンで試しつつ,だいたい方向性がつかめてきたら,またもやRaCへ(笑)先方からは「色白系で」という注文があったので,ゴシックっぽいもの以外の色白系あわせてみましたが「ことごとくあわず」で,次にInsolenceに行って"Pale"と"Natural"からデモをとりまくって合わせていきました。その結果またもや運がよかったのかひとつだけベストマッチを発見!これでスキンが決まったので,本人を呼んで注文を聞きながら細部の調整。正直その時点では「キレイだけどびっくりするほどではなかった」のでまったく自信なし。「どうする?このシェイプ使う?」と念を押したほどでした。「使う」ということだったので実際にスキンを購入。店で髪型を含めてセットアップしてもらうと・・・やっぱりびっくりしました。またもや自分の想像をはるかにこえてきれいでした。

今回の二人の結果については120%満足してます。でも,それはものすごく心情的に複雑で。というのも自分では彼女たち本人にセットアップしてもらうまでは自分自身の満足度はせいぜい70-80%ほどだったのです。どちらの例もそうでした。だから,計算してそういう結果になったのではなく,なにかしらハプニング的要素を本質にもつダダイズムのように偶然としか言いようがないです。

つまり,今回の件で私自身が感じたのは,やっぱりシェイプとスキンは切っても切れないものなんだなということでした。もちろんスキンそのもの,シェイプそのもののクォリティは存在するとは思うのですが,最終的にはアバターとして体現されたときに初めて,シェイプもスキンも意味を持つんだなと感じました。そのシェイプを生かすスキン,そのスキンを生かすシェイプ。今回いくら高いスキンでも合わないものは合わないという現実を目の当たりにしました。逆に安いスキンでもそれを生かすシェイプが提案される可能性があるかもしれません。さらに言えば髪形もそこに入ってくるかもしれません。瞳の色も。さらにいえば服装もそうでしょうね。そこまで広げるとキリがないですが。

当然ここまで書いたら「SS見せろ」という話になりますが,今回のシェイプとスキンの組み合わせはすでに彼女たちのアイデンティティとなっており,彼女たちのものです。SLにおいて貴重なもののひとつは「私だけの唯一のもの」という感覚だと思います。私はシェイプで商売する気はまったくないので。なので,冒頭に「奥歯にモノがはさまったような内容」と書いたのはこのことで,SSの公開ができないということですね。だから,証拠を伴わない今回のエントリは結果的にはチラシの裏です(笑)

でも,二人がかなり喜んでくれたんで,それが何よりでした。二人に対するプレゼントのつもりでやってたんで。アバターに愛着がもてれば,SLの世界はもっともっと楽しくなるでしょうから。

これにて「すての整形外科」は閉院。次回の開院予定は「私の男アバター」なんですが,今回の一連のことでお金がふっとんで「鼻血もでません」状態です(笑)お金がたまったら,ぼちぼち「男性アバター」にも挑戦してみます。

ではでは。


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Posted by のてす at 13:51│Comments(2)ものづくり
この記事へのあたたかいおことばです
こんにちは。

Shapeが作成者のイメージ以上になる、、、というのはあるみたいですね。
自分が使っている Shape と Skin の組み合わせは、日本の方が作成された Shape に、いろいろと in-world を探し回って見つけたもの (RaCさんのものじゃないですが、、、)なんですが、作成者の方に自ら「この Shape って貴方のお店のものなんですよ~」と告白するまで、本人が気がつかなかった、、、ということがありました。

Skin も他の Shop のもの、Hair も他の Shop のもの、Eye も、、、となると、ものすごい「組み合わせ」になりますから。これが楽しいところでもありますね。

最後に、その作成者に「この Shape、ものすごく気に入っているんですけど、実は、、ちょっと手が大きくて、、」といったら、その場で直してくれました。笑
Posted by Whitfield-In-World at 2007年05月13日 14:13
Whitfieldさん,はじめまして!
私も素人なんで,シェイプやスキンについて語れるような立場では本来ないのですが,昔結構絵を描いてた時期があって,そのときに自分なりに「これが美しい」と思える顔のツクリをシェイプとスキンの組み合わせで実現するみたいな感覚でやってました。でも,すべてをコントロールできるわけではないので,最後の方はどうしても「自分でキッチリ最後まで作り上げた」という満足感がないのがちょっと隔靴掻痒みたいなところがあります。偶然性が強いというか(笑)

今度in-worldでお会いできれば,アバターのSSをご覧頂いて寸評いただきたく思います。

今後ともよろしくお願いいたします。
Posted by のてす at 2007年05月13日 17:59
 
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